ボールを奪ってからのすばやい攻撃 20
しかし一方で、場所を優先するということは我々日本人が苦手としてきた「前に出て球際で勝負する」を放棄することになります。 勝ち負けだけにこだわるなら大いに結構ですが、こと育成に関してはここら辺は議論の余地があります。 エンターテインメントの側面から見てもです。
しかし一方で、場所を優先するということは我々日本人が苦手としてきた「前に出て球際で勝負する」を放棄することになります。 勝ち負けだけにこだわるなら大いに結構ですが、こと育成に関してはここら辺は議論の余地があります。 エンターテインメントの側面から見てもです。
3-5-2にしても「帰陣を素早く」という考え方にしても、ファッションと同じく巡りまわってきます。 これはサッカーのプレーにおける原理原則が変わらないからです。
「カウンターは一度フランクを経由する」。最初のパスが。そうでなければ次のパスが。そうでなければその次のパスが。そうでなければさらにその次の…となるのは、そりゃ守備側としてはできるだけゴールから遠ざけたいわけですから、互いのチームの力量にそれほどの差が無ければ、これは当然の結果となります […]
「私も過去にこの道を通ってきた」といったふうに上から目線に聞こえるかもしれませんが、こんなミスは過去に限らず現在も、そしておそらく未来にも起こしそうな類のものではあります。
人間誰しもイラっとするわけですが、訓練によってその「イラっ」をパスして次の感情に移すことは可能だと言われています。 が、この「イラっ」が無くなったら無くなったで、それはまた不便になるような気がします。
この手のミッションインポッシブルにおいて論理的に語るとき、FAの指導者講習で出会ったベテラン講師の一人はよく「○○(動画の場合だとSTRの選手)はスーパーマンじゃないんだから」という枕詞を使い、それと共に現実的な代替え案を我々に提示していました。 私もよくそれを真似しています。 &nb […]
いくつか前の動画で申し上げた「迎撃スタイルの方がカウンターと相性が良さそうだ」は、前を向いた状態でボールを奪った方が攻撃への転換が早くなる、ならば横や斜め後ろに移動することになる追撃スタイルより良さそうだ、という文脈があり、そしてそれならば、奪い方さえそのカウンターと相性がいいものとマ […]
守備能力が低くないのに後ろを重たくすることももちろんあります。 例えば1点差で勝っていて残り僅かな時間を逃げ切りたいときなどですが、その場合、守備スタートの高さはともかく、前線から人数をかけて早めにポゼッションを奪い返せばいいじゃないか、と思うかもしれませんが、私も同じことを思います。 […]
まず指揮官に求められる目の使い方としては俯瞰で全体を観ることですが、そこだけに特化すると、個の駆け引きの分析、評価がおろそかになってしまいます。 同時に見ることはプロの有名監督でも無理だと言われていますが、その日のテーマを決めて別々に観ることも忘れないようにしたいところです。 &nbs […]
相手GKが前に出るのを牽制したいだけなら、練習は意識づけ程度、実行は試合の出来るだけ早い時間に。 実際にゴールを奪うのが目的なら、練習は本格的に、実行はここぞというときまで我慢して、と言ったところでしょうか。
ちなみにこれ、パスの受け手ほどこれを理解していないことが多く、DFの頭は超えるがGKには届かない”縦一本”を出せ、などと、出し手にスーパーな要求をしがちです。