GK、DFからのプレー① フォーメーション、システムの前におさえるポイント
十数年前に受けていたUEFAの指導講習の中で、最低でも月に一回以上はプロの試合を現場で観戦して自分の知識をアップデートしなさい、という教えがありました。 当時は全体を網羅することよりも、一つのテーマに絞って観察することの方が多かったのですが、自分が思いつく幾つものプレーパターンの全てを […]
十数年前に受けていたUEFAの指導講習の中で、最低でも月に一回以上はプロの試合を現場で観戦して自分の知識をアップデートしなさい、という教えがありました。 当時は全体を網羅することよりも、一つのテーマに絞って観察することの方が多かったのですが、自分が思いつく幾つものプレーパターンの全てを […]
今回でこのシリーズは最後になりますが、最も参考にしたい、そして再現性の高いプレーを解説します。 この監督の優秀さを知ったのはウェールズ戦でしたが、敗戦したこの試合にも随所にそれが表れています。 その代表的なものの一つが今回の映像です。
ハメどころになりやすいウィングバック(またはサイドバック)のプレー解説です。 最低限できなくてはいけないプレーはWGにボールを送ることですが、サッカーが複雑化している昨今、今回のようなプレーもどんどん当たり前になってくるのではないでしょうか。
中央の狭いところで受けてターンができる、ということはある一定以上のスキルレベルを要求されるということです。 つまり全てのチーム、コーチにとって参考になるわけではありません。 一方、DFの持ち出しに関しては、その次の動線が用意されていればそれほど難しいプレーではありません。
2列目の真ん中を経由するボールに対しての両チームの思惑について触れています。 基本的なことではありますが、大切な部分です。 基本的だから大切なのですが。 選手の理解向上や確認などのために利用していただけたら幸いです。
ここからいくつか後方からのプレーに関して実例を用いて説明したいと思いますが、忘れてはならないのがシステムなどの大まかな輪郭を映像などの資料から捉えてそれを自チームの戦術練習に還元するなら、その練習自体で個人スキルをも上げるように促したいということです。 これは再三、このサイト内や拙著で […]
今回も私が現場で使ったピッチ図をお見せします。 3-4-3フォーメーションでのGK、DFからのプレーにおいて、前情報の無い相手チームが採択しうるそれぞれのフォーメーションに対して、どのように優位性を持ちやすいのかを簡単に表したもののいくつかになります。 &n […]
また、相手がどちらのサイドにボールを配給するか関係なしに、3-5-2での攻撃終わりに“原則”決められた片方のWBがディフェンスラインに下りて4-4-2で守るチームもあります。(図64) 図64 図はチームの約束事で左WBが常にディフェンスライン […]
さて、このインテルのような通常「中盤3枚の横スライド」、サイドチェンジ時のみの「迎撃スタイルのDFの前出し」とは異なり、もともとボールがある方のサイドから「DF前出し」をシステムとして用いているチームがあります。(図59) 昨シーズンのチャンピオンズリーグで活躍したリヨン […]
理由は簡単です。フォーメーションに選ばれる人材が多く育ってきたということです。 いわゆるサッカー選手のアスリート化です。 「中盤3枚の横スライド」は当然のこと、「迎撃スタイルのDFの前出しとライン戻り」もスプリントの繰り返しを求められますが、それを求められる […]
私自身もそうでしたが、自分が選手だったときに指導を受けた監督、コーチの精神論に反発するかのように論理化や合理化に重きを置くところからキャリアをスタートする若き指導者が高い割合で存在します。 国内外問わず勉強熱心な指導者ほどこの傾向にあります。 これ自体はある […]