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プレッシングとリトリート(後退)の取り扱い方①(全7回)

    “強い”チームと戦うとき、そうでないチームからよく聞かれる言葉に「自分たちのサッカーができない」というものがあります。   “強い”チームとはよく勝利するチームのことであり、その要因には選手たちの個人スキルが高かったり、スタッフの分析能力、戦術採択能力、それを落 […]

ストップ脳の扱い方

      教育のトピックにもう何年も前から上がってきている使い古された常識に「子供はほめて伸ばせ」というものがあります。 おそらく成人の日本人で、理論と呼ぶことすら仰々しく感じるこの考えを知らない人はいないでしょう。   20年以上前に初めて聞いたときには目 […]

「選手の特徴」の活用法⑩(全10回)

    それでは最後になりましたが、Ⓓの「細かいステップと多いタッチ数で相手をかわすことが得意な選手」の活かし方を説明したいと思います。   この手のタイプはざっくり言うと密集地でのドリブルが得意なタイプです。 またⒸのタイプとは反対に、相手との間合いがある状態でドリブ […]

素人の考えが大事なわけ

      工業化社会で生きていくのに便利なスタイルで教育されてきた我々日本人は、何かを創造することが得意でないと言われています。   私の同僚であり後輩でもある若い指導者にも 「せっかく自由に指導できるチームを一つ与えられているんだから、何かオリジナルのフォ […]

「選手の特徴」の活用法⑨(全10回)

    ここまででただ単にフリーでのドリブルが速いのか、相手をかわすこともできるのかの違いによってその後の展開への影響(≒いい展開にするためにその前段階ですること)にも違いが生まれることが分かりました。   ここで相手を抜き去ることができる選手についてさらにもう少し掘り […]

思いこみの使い方

      現代の日本社会の風潮として「ゆとり世代は使えない」といったネガティブな評価がある一方、その評価を下す側の世代に対しても似たような評価がゆとり世代から下されています。   今回は世代間差別の話ではありません。 私自身はゆとり世代の人たちは我々氷河期世 […]

「選手の特徴」の活用法⑧(全10回)

    さて、ここでWG/WMのドリブルの話が出たので、最後にそのドリブルについての特徴の活かし方に最後に触れて今回のトピックを終えたいと思います。   指導者の方は皆さん、自分のチームの選手の特性をチェックするためにその選手たちの色々なポジションへのコンバートを経験さ […]

セッションスタイル

    ・Pattern Practice プレーヤーとボールの動きが事前に設定されている練習。(ドリル練習) プレーヤーは実践に関連したポジションと役割を与えられ、フォーカスされている役割を務める。 場合によっては部分的に相手選手をセットすることもOK。   ・Wav […]

「選手の特徴」の活用法⑦(全10回)

    というわけで、(このシステムに限ったことではないですが)相手にとってはパスが出るまでは4-4-2の守備ブロックを崩すようなリアクションをすることはしづらく、右CBにとっては1stユニット(FWユニット)さえかわせば近いFBにボールをつけることは可能です。(図23) &nb […]

有能な上司になる前に。あるいは無能な上司に当たってしまったときに。

    「完璧な人間なんていない」という言葉はおそらく普通の日本人の成人なら何十回何百回と聞いてきた言葉かと思いますが、一方で「人間だからこそより完璧に近づく努力を」、「自己成長を」という気概で物事に取り組み、「完璧な人間なんていない」という言葉をサボりとビビりの言い訳にしたくな […]

「選手の特徴」の活用法⑥(全10回)

  図16   図16は4-1-2-3からのトランスフォーメーション(シフトチェンジ)、有名な偽FBのフロー(動線)を表しています。 分かりやすくするために中盤を1-2のシェイプ(ポジショニング)にしていますが、MFの一人がディフェンスラインにダウンし、二人がMFユニットの背後に […]

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