最新の3-5-2⑩ (全10回)
また、相手がどちらのサイドにボールを配給するか関係なしに、3-5-2での攻撃終わりに“原則”決められた片方のWBがディフェンスラインに下りて4-4-2で守るチームもあります。(図64) 図64 図はチームの約束事で左WBが常にディフェンスライン […]
また、相手がどちらのサイドにボールを配給するか関係なしに、3-5-2での攻撃終わりに“原則”決められた片方のWBがディフェンスラインに下りて4-4-2で守るチームもあります。(図64) 図64 図はチームの約束事で左WBが常にディフェンスライン […]
さて、このインテルのような通常「中盤3枚の横スライド」、サイドチェンジ時のみの「迎撃スタイルのDFの前出し」とは異なり、もともとボールがある方のサイドから「DF前出し」をシステムとして用いているチームがあります。(図59) 昨シーズンのチャンピオンズリーグで活躍したリヨン […]
理由は簡単です。フォーメーションに選ばれる人材が多く育ってきたということです。 いわゆるサッカー選手のアスリート化です。 「中盤3枚の横スライド」は当然のこと、「迎撃スタイルのDFの前出しとライン戻り」もスプリントの繰り返しを求められますが、それを求められる […]
私自身もそうでしたが、自分が選手だったときに指導を受けた監督、コーチの精神論に反発するかのように論理化や合理化に重きを置くところからキャリアをスタートする若き指導者が高い割合で存在します。 国内外問わず勉強熱心な指導者ほどこの傾向にあります。 これ自体はある […]
その主な理由は守備時のデメリットの方にありますが、そちらの整理をする前に念のため「こんなチームは3-5-2で戦っても相手の脅威にならない」という細かいところも伝えておきましょう。 先ほどの守備側の「場所を守ってパスが出てから(パスの行先が分かってから)人に寄 […]
代表的なフォーメーションに超ロングセラーの4-4-2がありますが、再びこのフォーメーションを用いて見てみましょう。 イングランド人に広く長く愛されているこのフォーメーションですが(「4-4-2」という名前の雑誌があるくらいです)基本コンセプトとしては、ピッチ […]
ちなみにこれが中央2-1ではなく1-2だった場合、つまり3-4-1-2ではなく3-1-4-2/3-3-2-2だった場合、前線の流動性はさらに増します。 2トップやWBだけでなく2枚に増えたAMも1枚のときよりさらに角(最前線最ワイド)を取りに行きやすくなるからです。(図3 […]
ちょこまか動く鬱陶しいこのAMを人(数)ではなくシェイプで対処しようとするものです。 そしてそうなると今度はWBが標準フォーマットのポジショニングでもアイソレートされた状態でパスを待つことができやすくなります。(図24) 図24 つまりWBとF […]
まず「担当者誰なの?」状態を作りやすいポジションとして分かりやすいのが、各フランク(ワイドエリア)に1枚ずつしかいないWB(ウィングバック)です。 相手がこれをよく下がるWG(ウィンガー)/WM(ワイドミッドフィールダー/サイドハーフ)のような扱いをしてFBが捕まえにくる […]
いくつかは既に「イタリアとウェールズが3-5-2に辿りついた経緯の推測」で挙げていますが、それとは別にこのフォーメーションのストロングポイントとされているところに「流動性が高い」というものがあります。 相手にとって「担当者誰なの?(誰が誰をマークすればいいの?)」状態を作 […]
FA(イングランドサッカー協会)の教えに「自国のトップリーグの試合を最低でも月1回は現場で観戦しなさい」というものがあります。 テレビ観戦ではどうしても画角に収まりきらない範囲があるので、画角の外で何が行われているのかをも含めて、知識を更新するとともに現場での分析力向上に […]