ディープビルドアップの3対2
CF1がボールホルダーに直線的にプレスをかけ(右CBから見た左斜め前をスクリーンして)、CF2がDMと左CB(とGK)を見るというオーソドックスなシステムですが、もしもこの時、DMが両CBと同じラインにポジショニングしていたら、CF2は担当者と担当スペースを同時にケアする […]
CF1がボールホルダーに直線的にプレスをかけ(右CBから見た左斜め前をスクリーンして)、CF2がDMと左CB(とGK)を見るというオーソドックスなシステムですが、もしもこの時、DMが両CBと同じラインにポジショニングしていたら、CF2は担当者と担当スペースを同時にケアする […]
********** まずセッションテーマの本題から最も遠そうな「いつ切るか(ポゼッションも意図のある前進もあきらめて、クリアをするか)」ですが、身も蓋もない話をすれば「危ないときはいつでも(Whenever)」になりますし、ポゼッションも前進もできるだけ自 […]
※説明を分かりやすくするために文章にカラーを使用しています。【】内の文字がカラー表示されていない場合、背景のカラーモードを「白」にしてからお進みください。 【青 緑 赤 紫】 ※「実践」ページになるまでは他の巻の重複になります。お持ちの方はとばしてお進みくだ […]
また、相手がどちらのサイドにボールを配給するか関係なしに、3-5-2での攻撃終わりに“原則”決められた片方のWBがディフェンスラインに下りて4-4-2で守るチームもあります。(図64) 図64 図はチームの約束事で左WBが常にディフェンスライン […]
さて、このインテルのような通常「中盤3枚の横スライド」、サイドチェンジ時のみの「迎撃スタイルのDFの前出し」とは異なり、もともとボールがある方のサイドから「DF前出し」をシステムとして用いているチームがあります。(図59) 昨シーズンのチャンピオンズリーグで活躍したリヨン […]
理由は簡単です。フォーメーションに選ばれる人材が多く育ってきたということです。 いわゆるサッカー選手のアスリート化です。 「中盤3枚の横スライド」は当然のこと、「迎撃スタイルのDFの前出しとライン戻り」もスプリントの繰り返しを求められますが、それを求められる […]
その主な理由は守備時のデメリットの方にありますが、そちらの整理をする前に念のため「こんなチームは3-5-2で戦っても相手の脅威にならない」という細かいところも伝えておきましょう。 先ほどの守備側の「場所を守ってパスが出てから(パスの行先が分かってから)人に寄 […]
代表的なフォーメーションに超ロングセラーの4-4-2がありますが、再びこのフォーメーションを用いて見てみましょう。 イングランド人に広く長く愛されているこのフォーメーションですが(「4-4-2」という名前の雑誌があるくらいです)基本コンセプトとしては、ピッチ […]
ちなみにこれが中央2-1ではなく1-2だった場合、つまり3-4-1-2ではなく3-1-4-2/3-3-2-2だった場合、前線の流動性はさらに増します。 2トップやWBだけでなく2枚に増えたAMも1枚のときよりさらに角(最前線最ワイド)を取りに行きやすくなるからです。(図3 […]
ちょこまか動く鬱陶しいこのAMを人(数)ではなくシェイプで対処しようとするものです。 そしてそうなると今度はWBが標準フォーマットのポジショニングでもアイソレートされた状態でパスを待つことができやすくなります。(図24) 図24 つまりWBとF […]
まず「担当者誰なの?」状態を作りやすいポジションとして分かりやすいのが、各フランク(ワイドエリア)に1枚ずつしかいないWB(ウィングバック)です。 相手がこれをよく下がるWG(ウィンガー)/WM(ワイドミッドフィールダー/サイドハーフ)のような扱いをしてFBが捕まえにくる […]
いくつかは既に「イタリアとウェールズが3-5-2に辿りついた経緯の推測」で挙げていますが、それとは別にこのフォーメーションのストロングポイントとされているところに「流動性が高い」というものがあります。 相手にとって「担当者誰なの?(誰が誰をマークすればいいの?)」状態を作 […]