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Football Guide

プルバック対応

  図11-1 クロスの守備対応には「クロスを上げさせない」で完結すればいいのですが、90分を通してそんなに楽な試合になる可能性は低く、クロスを上げさせてしまった後の対応の練習が必要なら、想像すらしたくない、縦を突破(ペネトレーション)された後の水際の対応も準備しなくてはいけません。 突破 […]

目標達成のツール③ -期限とルート- (全9回)

    私はよく選手と長期的目標について話し合います。 話し合いの場はミーティング形式であったり個別面談であったり、そのスタイルは一つに限られていません。 そこで例えば(ユース世代の選手にしばしばある目標ですが)「将来プロサッカー選手になりたい」「世代別代表に選ばれたい」など長期 […]

ボールサイド、ゴールサイド

  図2-9 基本フォーメーションのところでも簡潔に伝えましたが、ボールに近い方がボールサイド、ゴールに近い方がゴールサイドという定義がFAにはあります。 が、正直この説明だけでは(少なくとも私にとっては)不十分で、もう少し細かい説明が必要です。 パスが(多少の角度のズレはあっても縦、中な […]

目標達成のツール② -目標設定のしかた- (全9回)

    前回の記事で書いたとおり、様々なタイプの個人が集まる集団の熱、色をそろえるには、当たり前のことですがそれ以前にその組織の熱と色を個人に示さなくてはいけません。 そのクラブ固有の信条などを明言化しておく必要があります。 学校の部活動だったら校訓を参考に作ってみるのもいいかも […]

FAから学んだ言葉

    戦術の説明に関する書籍で精神論を語るのは野暮ですが、先に申した通り戦術は組織育成のための一手段にしかすぎず、それそのものの知識の取得や理解はゴールではありません。   同じランクのUEFAライセンスでも取得した国や年度によってその難易度は異なると言われていますが […]

ハメどころを潰す/畳む

  図4-4 当然、レベルが高くなるほど守備連携に隙が無くなり、MF間にボールが入りづらく、なおかつワイドのプレーヤーへのプレスも遅れることなく遂行できるようになります。 こういったチームには二者ではなく三者でのローテーションも有効です。 図4-4では右フランク(ワイドエリア)でのローテー […]

場面の切り取り方によって見えてくるもの⑤ (全6回)

    いわゆるゾーンディフェンスにおける「ゾーン」だとか守備ブロックの「ブロック内」だとか、人(担当マークの選手)とは別に「ここに侵入してきたら誰であろうとプレスをかける」というエリアがあります。 このゾーンは4-4-2のDF-MFユニット間だとわかりやすく3つの四角形ができま […]

ドリブルスピードを上げるデメリット

  図6-2 図6-2は「攻撃チームの2CB+DMのボール回しにより、守備チームのCF2が横からしかプレスをかけられていない」状況ではなく、CF2がファーストパスから「意図して内側を切り、縦にCBを走らせている」状況を表しています。 守備チームは縦をさらしているので、CBにとっては見える味 […]

目標達成のツール① ‐書く理由‐ (全9回)

    私は自己管理マニアです。自律性、効率性マニアと言ってもいいかもしれません。 全ての人にとって平等な通貨といわれている「時間」の管理はもちろん、その時間当たりの効率を上げるための体調管理(主に睡眠、食事、運動の管理)もしています。 こう聞くと超ストイックで目標達成にがむしゃ […]

ダイヤモンドの4対2

  図2-1 図2-1はGKの足元にボールが収まった時の「適度な」距離感のポジショニングとエリアの切り取り方によって見えてくる4対2の場面を表しています。 相手チームは自チームに不確実なロングボールを蹴らせたい、高い位置からプレスをかける気満々の4-4-2、自チームは4-1-2-3。 ポイ […]

戦術練習に特化した注意事項

    1.両方のチームを同時に見ない。 ゲーム分析に関しても同じことが言えるのですが、世界中どこを探しても、複数のチームを同時に正しく観察できる指導者はいません。プロクラブや代表チームの監督ですら不可能と言われています。 必ずフォーカスするチームを決めて、テーマに沿った指導を心 […]

戦術の位置づけ

    戦術というものは、指導チームやクラブ全体を健全に成長させる手段のほんの小さな一カテゴリーにすぎません。 他の記事を読んでいただいている方はご存じかと思いますが、組織の健全な構築や再建には様々なアプローチが必要になります。 指導を生業にしている皆様には釈迦に説法ですが、指導 […]

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