最新の3-5-2③ (全10回)
まず「担当者誰なの?」状態を作りやすいポジションとして分かりやすいのが、各フランク(ワイドエリア)に1枚ずつしかいないWB(ウィングバック)です。 相手がこれをよく下がるWG(ウィンガー)/WM(ワイドミッドフィールダー/サイドハーフ)のような扱いをしてFBが捕まえにくる […]
まず「担当者誰なの?」状態を作りやすいポジションとして分かりやすいのが、各フランク(ワイドエリア)に1枚ずつしかいないWB(ウィングバック)です。 相手がこれをよく下がるWG(ウィンガー)/WM(ワイドミッドフィールダー/サイドハーフ)のような扱いをしてFBが捕まえにくる […]
いくつかは既に「イタリアとウェールズが3-5-2に辿りついた経緯の推測」で挙げていますが、それとは別にこのフォーメーションのストロングポイントとされているところに「流動性が高い」というものがあります。 相手にとって「担当者誰なの?(誰が誰をマークすればいいの?)」状態を作 […]
FA(イングランドサッカー協会)の教えに「自国のトップリーグの試合を最低でも月1回は現場で観戦しなさい」というものがあります。 テレビ観戦ではどうしても画角に収まりきらない範囲があるので、画角の外で何が行われているのかをも含めて、知識を更新するとともに現場での分析力向上に […]
さて、ここでひとつ前まで話を戻して、ドリブルで侵入した右AMがシュートを放った、あるいはラストパスを他のMFたちに送ったシーンを振り返ってみましょう。 ドリブルでなくても同じシチュエーションを作れるプレーに、例えば図6-1、図6-2のようなものがあります。 […]
例えばこれら(図3-3~図3-5の理屈)が頭の中で整理済みで説明可能な状態になっていなくても「感覚で」分かっている選手に対しては特に不安視しなくても構いません。 問題はこれらを「感覚で」ですら分かっていない選手が一定の割合でいるということです。 ということは当然指導者であ […]
最後に「真逆の背景」ということで思い出した例を一つ。 私は2016年の一年間をアイルランドで過ごしましたが、その年にヨーロッパではワールドカップの次に盛り上がるスポーツイベントのUEFA EUROが開催されました。 (余談ですが、少なくともアイルランドではオ […]
というわけで 「(プレーエリアを)変えさせないようにプレスをかける」 がプランAである一方、 「変えられてしまったらスライド&リトリート」 というプランBも当たり前のように用意しておくのが一般的に用いられているチームの約束事になります。(図22) しかしながら、奪われた瞬 […]
そしてそのためには縦をスクリーンするだけでなく逆サイドにもボールを出させないようにSecondaryたちは連動する必要があります。 図16 相手の自由を奪うためにプレーエリアを狭くしようと試みるとき、当たり前ですがルール上ハーフウェイラインを前 […]
ここまでで守備の強さ弱さにもいくつかのジャンルがあることが分かりましたが、それでは短中距離のパス交換と個人のボール保持のスキルに優れている、がプレッシングは弱く、ミッドフィールドからたびたびディフェンスラインの裏にボールを送られてしまう、というタイプのチームはどうすればい […]
自陣での守備、特にハイボールの対応が上手くないチームが採択したくなるプレッシングフットボールですが、それでは距離感さえ保っていれば「守備の弱いチーム」にも簡単に取り組めるものなのでしょうか。 先に答を言えば皆さんの想像通り「否」です。 第一に距 […]
「守備が弱いから守備の時間を減らしたい」ゆえのポゼッションフットボールのチョイスに 「少人数でのカウンター中心のサッカーでは間伸び化が起きて攻から守への切り替え時にMF(ミッドフィールダー)を使われやすい(図3)、そこにプレスをかけられないとなると自陣の深いところまで下げ […]