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ピッチ内

「選手の特徴」の活用法①(全10回)

    戦術全般に言えることですが、その構築には「選手の個性に合わせて」練っていくタイプと、指導者の知っている勝ちパターンに選手をはめ込んでいくタイプがあります。   「選手に合ったチーム作り」と言えば聞こえがいいですが、それぞれのリーグの上位数チームを除いて、ほとんど […]

マンツーマンでは対応できないこと

  図11-8   ここまで「最も分の悪い条件」ということで、中の人数がマイナス1の状況での守備対応を説明してきました。   しかし実際には右WGに縦突破を許したとしても「元々の状況がプラス1なので、最初のカバーに左CB一人取られても中は同数」ということも当然あります。 […]

くさりの動き

  図10-3 その動きを表したのが図10-3です。 簡単に言えば高さに違いが生まれようともDFユニット内の隣の選手との「距離」を変えないという仕組みです。 鎖全体の線の形は変化しようともお互いを連結している一つ一つの輪のサイズは変わらないのと同じです。 前にプレスに出た選手(左CB)の隣 […]

首と肩の角度

  図7-1 まず大前提としてDFは全員自分のマークのボールサイドをきちんと取れているという条件で話を進めます。 図7-1は右FBがアーリー気味(ベッカム)でボールを中央に送れる状況を表しています。 左FBと左CBの間を埋めるべく左CMがすでにディフェンスラインに入っていて、左AMもライン […]

場面の切り取り方によって見えてくるもの⑥ (全6回)

    図27は後ろから出されたボールが移動している最中でも(右AMのスキル次第では)ボールが収まってからでもいいのですが、右WMは左FBの視界から消えしだい彼らの三角形のゾーンに侵入します。 図27 左WMができるのはプレスバックくらいで、ボールを受けた右WMは、場合によっては […]

プルバック対応

  図11-1 クロスの守備対応には「クロスを上げさせない」で完結すればいいのですが、90分を通してそんなに楽な試合になる可能性は低く、クロスを上げさせてしまった後の対応の練習が必要なら、想像すらしたくない、縦を突破(ペネトレーション)された後の水際の対応も準備しなくてはいけません。 突破 […]

ボールサイド、ゴールサイド

  図2-9 基本フォーメーションのところでも簡潔に伝えましたが、ボールに近い方がボールサイド、ゴールに近い方がゴールサイドという定義がFAにはあります。 が、正直この説明だけでは(少なくとも私にとっては)不十分で、もう少し細かい説明が必要です。 パスが(多少の角度のズレはあっても縦、中な […]

ハメどころを潰す/畳む

  図4-4 当然、レベルが高くなるほど守備連携に隙が無くなり、MF間にボールが入りづらく、なおかつワイドのプレーヤーへのプレスも遅れることなく遂行できるようになります。 こういったチームには二者ではなく三者でのローテーションも有効です。 図4-4では右フランク(ワイドエリア)でのローテー […]

場面の切り取り方によって見えてくるもの⑤ (全6回)

    いわゆるゾーンディフェンスにおける「ゾーン」だとか守備ブロックの「ブロック内」だとか、人(担当マークの選手)とは別に「ここに侵入してきたら誰であろうとプレスをかける」というエリアがあります。 このゾーンは4-4-2のDF-MFユニット間だとわかりやすく3つの四角形ができま […]

ドリブルスピードを上げるデメリット

  図6-2 図6-2は「攻撃チームの2CB+DMのボール回しにより、守備チームのCF2が横からしかプレスをかけられていない」状況ではなく、CF2がファーストパスから「意図して内側を切り、縦にCBを走らせている」状況を表しています。 守備チームは縦をさらしているので、CBにとっては見える味 […]

ダイヤモンドの4対2

  図2-1 図2-1はGKの足元にボールが収まった時の「適度な」距離感のポジショニングとエリアの切り取り方によって見えてくる4対2の場面を表しています。 相手チームは自チームに不確実なロングボールを蹴らせたい、高い位置からプレスをかける気満々の4-4-2、自チームは4-1-2-3。 ポイ […]

場面の切り取り方によって見えてくるもの④ (全6回)

    分かりやすいものだとそのまま左CMがついて行くというのもありますが(図14)、他にはディフェンスライン全員がスライドをして右WMを下ろすといったもの(図15)やあるいは右CBまでがスライドをして右CB‐右FB間に右CMが下りるといったものなどもあります。(図16) 図14 […]

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